植物の効果
植物を育てていると、私たちの心身や身の周りにメリットがたくさんあります。そんな植物たちの効果をご紹介します。
植物の光合成
私たちの周りには石油ヒーターや、タバコの煙などで目に見えない汚れが空気中に存在しています。
しかし、植物を置いていると空気中の清浄効果があるとされています。
植物は光を浴びている際、二酸化炭素を吸い、酸素を作り出す「光合成」を行います。
人体にとって毒性のある化学物質であるホルムアルデヒドやアンモニア、ベンゼンなどを観葉植物は自身に吸収し、部屋の空気をきれいにしてくれます。
抗菌効果
「フィトケミカル」という物質が植物、野菜、果物には存在しています。
植物自身が紫外線や虫など、有害なものから身を守るために作り出された色素や香りなどの成分のことです。
この成分にはカビの胞子やバクテリアの繁殖を制御する効果があるとされ、抗菌効果が期待できます。
うるおい効果
植物には室内中の空気を水分を供給し、乾燥を抑制してくれる効果があります。
鉢などに保たれている水を根が吸い上げ、葉から蒸発していくことで室内を過湿していきます。
また、冬は熱を放出するので気温の低下を防ぎ、室内の温熱快適性も向上していきます。
この蒸発は冬の乾燥した室内の湿度を快適といわれる湿度50%~60%に上昇させる働きがあるとされています。
この清浄効果の高さは「天然の空気清浄機」としてNASAにも認められています。
マイナスイオン濃度上昇効果
植物にはマイナスイオンの効果があるとされています。
心拍の安定、血圧を下げる効果、リラックス効果があり、心も体も健康的になる働きがあります。
自然界では森林や滝の周辺が多くマイナスイオンが観測されていますが、現在すべての植物からマイナスイオンが発生することが明らかになっています。
心理生理的効果(リラックス効果)
視覚的に、植物(花、香り含む)は存在することで、人間の気分や体をリラックスさせる効果があります。
目に入ると、人間の脳波からアルファ波が増幅させるという力があり、アルファ波は血圧を低下させ、筋肉の緊張をほぐし、リラックス状態にさせてくれます。
視覚疲労緩和効果
植物には目の疲れを癒す効果があります。
眺めるだけで視覚疲労が解消されることが実験で明らかにされています。
パソコン作業の中で、植物のある環境とない環境での眼精疲労の影響を調べたところ、
植物がある環境のほうが眼精疲労が小さいことがわかりました。植物は気分だけではなく、体にも良い影響があります。