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育てるのは難しい?コウモリランの上手な育て方


 

■ユニークなフォルムで人気急上昇中のコウモリラン、その育て方とは
 

コウモリランは、そのユニークな姿から、最近観葉植物として人気が急上昇している植物です。

「ラン」と名がつきますが、実は蘭の仲間ではありません。別名は「ビカクシダ」ともいい「シダ」の仲間で、ウラボシ科・ビカクシダ属の植物です。

コウモリランを立派に育てるための育て方を学ぶ前に、まずはその原産地や生態について紹介します。


■独自の変わった姿は過酷な環境を生き抜くため
 

コウモリランはアフリカやマダガスカル、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカの熱帯地域と、世界の幅広い地域に生息する植物で、原種は18種類が存在するといわれます。

コウモリランの原生地は高温多湿で、雨期と乾期がはっきりしています。雨期は湿気が多く気温が下がり、乾期は乾燥していて雨がほとんど降りません。

こうした環境に適応するために、「胞子葉」「貯水葉」という独特の組織が発達するようになりました。

胞子葉というのは、コウモリランの上部に垂直に生えている大きな葉で、トナカイの角やコウモリにも似た形をしています。「繁殖葉」とも呼ばれます。葉の裏側に、胞子がびっしりとついているのが特徴です。表面はシルバーっぽくも見える白い「星状毛」に覆われています。この星状毛が、強力な日光を跳ね返し、水分を蓄え、害虫からも身を守る役割を果たします。

一方、貯水葉は、「外套葉」、「栄養葉」、「泥除け葉」、「落ち葉止め葉」などとも呼ばれます。株の根元を覆うように生えています。上から落ちてくる落ち葉や虫の死骸、鳥の糞などをかき集め、細菌によって分解し、株の養分とします。茶色く枯れた貯水葉には、水を貯めるスポンジのような働きがあるので、枯れたからといって、むやみに取り除いてはいけません。またこの枯れた貯水葉も、細菌の働きで株の養分となります。

コウモリランのこうした特徴的な構造は、過酷な環境を生き抜くための進化といえます。
 

■コウモリランは日当たりのよいところを好む
 

コウモリランを気候条件の異なる日本で上手に育てていくには、上記で紹介した原産地の気候になるべく近づけてやることが必要になります。

コウモリランはシダの仲間ですが、日陰よりも日当たりのよいところを好みます。室内でも、日当たりのよい窓辺に置くようにすると、立派な株に育ちます。

真冬以外は、屋外でも育てることができます。春や秋には外に出して、日光浴をさせましょう。夏場は日差しが強すぎるので屋外には出さず、直射日光は避けるようにします。

室内から屋外に出すときは、いきなり日差しの強いところには置かず、室内から明るい窓辺、屋外というふうに、徐々に日光に慣れさせるようにします。

気温は、10度以上を保つようにします。直射日光を当てないように気をつければ、高温の環境には耐えることができます。
 

■育て方の失敗原因は水やりにあり?!
 

コウモリランの育て方でもっとも気をつけたいのは、水やりの方法です。

2〜3日くらい水をやり忘れても枯れることはありません。逆に水をやりすぎるのもよくありません。

ポイントのひとつは「土壌や水ゴケが乾いたら水をやること」。土壌や水ゴケが乾いて水分が不足すると、鉢の重さが軽くなります。

次いで、「貯水葉の中までしっかりと水をやること」。全体的に霧吹きで十分な水分を与えます。エアコンの効いた室内は乾燥しやすいので、葉水は必須です。

鉢植えタイプの場合は、貯水葉が土に覆いかぶさって表面が見えないこともあるので、鉢植えの下の受け皿に水を張って根から吸水させます。

壁掛けタイプやハンギングタイプの場合は、株が浸かる大きさの容器に水をたっぷりと張り、水ゴケや根が水を吸うまで10分くらい水の中に漬けておきます。

冬場は耐寒性を上げるために、水やりの頻度を少なくします。
 

■独特のフォルムを生かしてオシャレなインテリアに
 

最近、コウモリランが観葉植物として注目されている理由に、オシャレなインテリアとして飾りやすいという点があります。

鉢植えのほかに、大きな葉が垂れ下がった独特のフォルムを活かすハンギング、またナチュラル感が演出できるヘゴ板や流木に着生させる方法も人気です。

ハンギングの場合は、板や鉢がついておらず、コウモリランがぐるりと水ゴケをおおっています。天井や窓辺、軒下から吊るしてダイナミックに飾るタイプです。

ヘゴ板や流木に着生させる場合は、水ゴケごと園芸用のワイヤーやシュロ縄などで固定します。

よほど大きくならない限り植え替えは必要ありませんが、植え替えると株を大きく育てることができます。

5月中旬〜9月中旬が、コウモリランの植え付けに最適な時期です。
 

■まとめ
 

以上、コウモリランの上手な育て方について説明しました。

上に挙げたポイントを抑えれば、それほど育て方は難しくない植物なので、ぜひ愛情をもって接してみてください。